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 はましん経営塾会報第14号をお届けします。
塾生の皆様のご理解とご協力により、3月16日の「ウエルカムセミナー」をもって第9期も無事終了することができました。
1年間ありがとうございました。
昨年度は、藤井会長のもと、「充実」をキーワードに、女性企業家団体との交流、経営塾ホーム
ページの充実、OB会との連携強化、視察旅行の2月実施など、新たな試みの定着化を図りました。
今年度も、新たに36名の第10期生を迎え、来年の経営塾10周年に向け、新たな展開をしていきたいと考えております。
今後とも、ご指導・ご支援をよろしくお願いいたします。

 

〜〜〜〜〜第9期(昨年度)の活動状況 〜〜〜〜〜

総会・講演会・パーティー

平成11年4月13日(火)
グランドホテル浜松 出席者数89名 

<講演会>
『混迷の日本経済と中小企業経営』
  山口義行氏(立教大学経済学部助教授)



 私は最近、日本中をまわり経営者の前で話をしていますが、コンサルタントではないので金儲けの話はできません。なぜ、私が講演会に呼ばれるかといいますと、今のような景況の中、今を訳し、時代を味方にして経営をしていく必要があり、「たまには経済学者の話でも聞いてみるか」といったニーズがあるからです。
 本日は@景気の現状、A構造改革・中小企業を取り巻く環境の二点を中心に話をしたいと思います。

景気は上向きつつあるも
秋口の息切れが懸念

 まず、景気の現状についてお話します。私は10年来、アンケートにより景気予想をしていますが、昨年の秋〜冬が過去最悪にひどかった。それが11〜12月にそれがピタッと止まりました。私は「底を打ったのか?」と思いヒアリング調査をしました。ところが個々の経営者の話を聞いても「良くなった」という語はありませんでした。とりあえずは特別保証制度のおかげで、ひとまず資金繰りが楽になったかなという感じです。実態は秋口と変わりませんでした。
 2月になり、悪いなりにもやや上向いてきました。

ヒアリングでも実体経済が上向いていると感じられました。特に建設関係がよくなったと感じられます。しかし、日本の中心である製造業はまだダメです。特に機械は10〜12月にはどうなるかと思うくらい落ちこんでいました。最近は大企業を中心にやや上向いているようです。その他、消費関係ではファミレスがあくまで前年比ですが健闘しているようです。
 しかし、中長期的にみると悲観的といえます。秋口には政府の景気対策が息切れします。消費も企業がリストラを進めている現状では増えそうにありません。しばらくは底這いの状態が続くでしょう。ただ、底這いのなかにも、「勝ち組」と「負け組」の差がはっきりしてくるでしょう。
 以上のように日本経済は非常に厳しい状態です。しかし、日本は世界第一位の経済大国であり、世界最大の貿易黒字国であります。別の見方をすれば、現在は構造改革をしなければならない時期であり、日本経済の本当の力をフルに引き出していないということになります。会社経営に例えるなら、創業者から2代目に代わる時と同じ停滞感があるということです。つまり日本経済の構造改革と企業の事業継承は基本的に同じといえます。

主役の創出が必要

 事業継承のポイントは3つです。一つ目は「合意システムを作る」ということです。創業者にはカリスマ
性がありました。しかし2代目にはカリスマ性がありません。「だまって俺についてこい」は使えません。意
図的に合意システムを作っていくことが必要です。日本にも同じことがいえます。かつては官僚に対する力

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リスマ性がありました。今は誰も官僚のいうことを信じないようになってしまいました。どうすればいいか?それはディスクロージャー、アカウンタビリティー(説明責任)が必要ということになります。
 二つ目のポイントは「理念の提示」です。戦後、企業の方向性については考える必要はありませんでした。日本中、目標は一つでした。「食えること」=「量的拡大」です。しかし今は単純な量的拡大はムリな時代になりました。もう日本は充分にぜいたくです。となると、経営理念をはっきりと提示していく必要があります。そうしないとダラダラいくだけで事業継承はうまくいきません。日本も今まで「欧米に追いつき追い越せ」だけを目標にし、明確な国家理念を提示しできませんでした。
 三つ目のポイントは「主役の創出」です。これが一番大事です。先ほどカリスマ性の話をしましたが、実は経営者がカリスマ性を持っているほど―主役がいない―従業員が納得して仕事をしていません。仕事は批判して納得することが大事です。換言すれば「やっぱり」が必要ということになります。2代目にはカリスマが使えないとも話をしましたが、それは決して不利なことではありません。主体的に仕事に取組める人を作るチャンスなのです。日本経済もいままで大企業が

引っ張ってきました。しかし、今は大企業に雇用吸収力がなくなっています。これからの主役は中小企業です。ですから中小企業を育てる政策が今後必要となってくるでしょう。

ビッグバンは身近な出来事

 さて、皆さんも「ビッグバン」という言葉を聞いたことがあると思います。ビッグバンはなにも金融業界の大変革のことだけを指す言葉ではありません。金融業界のビッグバンを「金融ビッグバン」と呼んでいるだけです。ビッグバンはあらゆる業種に関わってくることなのです。ビッグバンを一言で言うとBAR(バー)をはずすことです。BARとは、
B バリアー
A アジャストメント(調整)
R レギュレーション

 のことです。
 まずB(バリアー)について、身近な例は外為法の改正です。国境というハリアーがはずされました。最近もドリンク剤のバリアがはずされました。今後は薬局だけでなく、コンビニなどでもドリンク剤が買えるようになります。皆さんもバリアーがはずされたら自分の業界にどのような影響があるか考えてみてください。
 次にA(アジャストメント)について、今まで日本は調整社会でした。勝ち負けをはっきりさせず、大多数の人が中流意識を持っていました。具体的な調整の例が「大店法」であり「談合」です。しかし、アジャストメントがはずされていきます。大店法は廃止されました。談合も摘発されるようになりました。すべての調整がいけないことになります。これは必然的に勝ち負けをはっきりさせることとなります。
 最後にR(レギュレーション)、規制をはずすことです。ただし、これは道路から信号をはずしてしまうようなものです。最初は喜んで卓を飛ばすでしょう。しかし、信号がないため交差点での事故が

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相次ぎ、かえって混乱してしまいます。こうなってしまうと大型トラック(大企業)は相手がよけてくれるから、ビジネスチャンスが膨らみますが、軽自動車(中小企業)は道路を走ることができなくなってしまします。
 では中小企業に展望はあるか?わたしは「ある」と思います。それは大企業も苦しいからです。なぜ苦しいか?それは現在の市場が「成熟市場」だからです。
 成熟市場の最大の特徴は市場が細分化していることです。すべての商品が多品種小ロットになっています。大量生産を前提とした大企業は多品種少量生産では採算があいません。ですから大企業は「カンパニー制」「持株会社」と称して、中小企業の集合体になろうとしています。大企業はいかに中小企業になるかを考えているわけです。

自分の会社は何を売っている会社か?

 今後は、大企業が今まで中小企業の分野だと考えられてきた分野に進出してくるでしょう。競争のポイントは企業の規模ではありません。経営者の能力が勝ち負けをはっきりさせます。


 必要な能力は2つです。1点目は「変化を位置づける能力」です。これからは変化に敏感でなければなりません。しかし振り回されるのは大変に危険です。大きな視点で変化を位置づける必要があります。サイコロの上だけを見ていたら変化は驚きです。全体像が見えてないからです。たとえば今から5年ほどまえ小売業の世界で「価格破壊」という言葉が流行りました。しかしサイコロでいえばたまたま「価格破壊」という面が上に出ていただけです。サイコロの側面や裏側には「サービス」「感動」といった面があったわけです。この時「価格破壊」だけとらえ価格競争に活路を見出そうとした企業は、現在非常に苦しい立場にあります。
 経営者に必要な能力の2点目は「飛躍を可能にする発想」です。経営者は柔軟な発想力が必要です。その際「マーケティング的近視眼」にならないよう心がけて下さい。例えばドリルを買いに来たお客さんはドリルが欲しいのではありません。穴を空けることが必要なのです。私はよくケーキを買って家に帰りますが、ケーキが好きなわけではありません。家族との団らんが欲しいわけです。ですから経営者は「自分の会社は何を売っている会社か?」をもう一度考えてみて下さい。さきほどの例ならば、ドリル屋は穴を売る会社、ケーキ屋さんは家族の団らんを売る会社ということになります。
 北海道拓殖銀行は、北海道経済の発展に寄与するという本来の志を忘れ、東京のデベロッソパーに資金を貸し込み、破綻してしまいました。皆様は「自分の会社は何を売っている会社か?」をはっきりと明示し、企業経営を行ってください。

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 第1回経営研究会

平成11年5月19日(水)
相談プラザ出席者数39名

『Q&Aで学ぶ社内トラブル対処法』
〜リストラ・セクハラなど社内の悩みを解決します〜
 新井洋氏 (現代労務研究所 所長)


労務経営のベテランコンサルタント新井洋氏を迎え、社内で起こりそうなトラブルについて、法的根拠を示しながらどう対処したらよいかを解説いただきました。また、グループ討議においては、与えられた例題について、自社の経験をもとに語り合い、塾生間の交流を深めることができたと思います。

<講義ポイント>
@ 経営状況が悪化したため貨金カットを行いたいがどのように行うべきか。
回避努力役員報酬→賞与管理職諸手当→基本給の順番にカットを行う。
A リストラの一環として整理解雇を行うにはどのような手順が必要か。
回避努力→配置転換希望退職→勧奨退職指名解雇の手順が必要。
B 職場内でセクハラが問題となった。経営者に責任はあるか。
セクハラには、代償要求型と不良環境型があり、仕事がらみの場合使用者責任が問われる。
C 退職金規程を変更してし支給額を減少させることができるか。
「就業規則の不利益変更は、高度な必要性に基づいて合理性が要求される」との最高裁の判例もあり注意を要する。
D 従業員の給与がサラ金から差し押さえられようとしている。賃金、賞与、退職金はどうなるか。
給与の3/4または毎月払いの場合21万円、日払いの場合7千円は差し押さえられない。
E 退職後に機密をもらした元社員にどう対処できるか。
就業規則に「退職後においてももらしてはならない」という文を加えておくと良い。


 

F 部下を引き抜いて同業他社へ転職しようとする社員にどう対処できるか。
退職金規程に「同業他社への無断転職した場合退職金の半額を返還する」などと規定すれば、抑止力になる。
G 口頭で採用内定を伝えたが、これは勝手に取り消しできるか。
内定は労働契約であるから、会社からの取り消しは解雇に当たり、正当な事由がほしくなる。
H 退職願を提出した社員が翌日になって撤回を申し出たが、これを認めるべきか。
真意であるか、会社の立場にある(責任ある)者に正確に伝わっているか、会社の同意事項があるか、をポイントに判断する。
I 休日にアルバイトをしている社員を見つけたがどう対処すべきか。
兼業禁止規定があるか、業務に支障があるか、会社の信頼関係を損ねないか、の内どれか1つに該当すれば注意できる。
J 参加を拒否する社員を懲戒処分にすることができるか。
業務・実務研修及びそれに付随したものであれば強制できる。
K マイカー通勤途上の社員が起こした交通事故の損害賠償を会社が支払わねばならないか。
使用者責任を問われるので、マイカー通勤の場合、保険に加入していることを条件に認める。

*尚、法規等については講義時点の内容です。

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第2回経営研究会

平成11年6月22日(火)
相談プラザ出席者数33名

『経営者に必要な資金繰りと税務の基礎』
   〜資金繰りの基礎・借金の考え方・実務的税務知識〜
   高木正明氏(公認会計士)

 キャッシュフロー経営が注目される中、公認会計士の高木正章氏を迎え、資金繰りの改善ポイントについて解説いただきました。また、毎年改正のある税制についても、交際費など中小企業経営者に直接関係のある部分を中心にご講義いただきました。

<講義のポイント>
(1) 資金繰り改善のポイント
@ 利益を出す
A 減価償却を行う
B 売掛金を減らす(早く回収する)
C 買掛金を増やす
D 在庫を減らす
(2) 借入金減少対処法
@ 仮払金、貸付金を減らす
A 設備投資資金を減らす(資産売却,保険積立金解約,購入からリースヘ)
B 運転資金の改善
(売上債権→締日変更,在庫を減らす, 買入債務→締日変更の工夫, 大きい金額の支払い,サイトは長く)
C 利益の増加(限界利益の増加,人件費は固定から売上に比例させる→アウトソーシング)

(3) 知っておきたい税務の基礎
@ 交際費等の損金不算入額
(経費にならない額)
資本金等が1,OOO万円以下の法人の場合には、年400万円の定額控除限度額、1,OOO万円超5,O00万円以下の法人の場合には年300万円の定額控除限度額を超える分が損金不算入。また、これらの定額控除限度額以下の部分についても、その支出した交際費等の額の20%相当額が損金不算入。
A 減価償却関係
・少額減価償却資産の取得価額基準の改正
 (20万未満10万未満)
・初年度2分の1の簡便償却制度の廃止
・建物の償却方法の法定化と耐用年数の改訂
 (建物は定額法)
B 法人税・法人事業税の税率引下げ
C 特定情報通信機器の即時償却制度の創設
平成11年4月1日から平成12年3月31日までの1年間に限り、取得価額100万円未満のパソコンなどが、一括損金算入できる。

*尚、税制等については講義時点の内容です。

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企業視察会(第3回経営研究会)

平成11年7月9日(金)
参加人数39名
<浜松大学 板本光司教授 同行>

視察先
株式会社エッチ・ケー・エス(HKS富士宮市)
業種…自動車用アフターパーツ
     (ターボチャージャー・ショックアブソーバー・
      スポーツマフラー等)

《坂本教授授車中セミナー(前半)》  
 
HKS 3人の頭文字を取った
 H (長谷川氏)
 K (北川氏)
 S (シグマ・オートモーティブ 加藤氏)

創業者  長谷川浩之氏
 昭和21年4月生まれ
 学力抜群も経済上の理由により沼津高専に入学
 昭和42年ヤマハ発動機入社研究課に配属
 昭和48年10月ロマンを求めるため退社、
 HKSを創業
 当初自己資本1,200万円
  内訳:長谷川氏250万円,北川氏50万円
      加藤氏300万円,父親600万円

◆株式会社エッチ・ケー・エスの見所・聞所

@ 自己資本比率50%以上
A 短期間で急成長している
B 売上高研究開発費比率10%以上
従業員400人のうち200人弱は研究・技術者
C 優秀な人材をスカウトしている
石野正治氏(静岡経済研究所)
手島皓三氏(経団連事務局)
D 社員平均年齢28歳
E 販売チャネルの開拓(モーターマガジン社)
F 輸出は数%しかない
G 新製品開発のコンセプトがはっきりしている
(商品作り16ヶ条)
H 平成7年から実力給に移行
I 常に挑戦する会社(経営理念)
→軽量飛行機(ウルトラライトプレーン)用のエンジン  の開発
【課題】
ポスト 長谷川(後継者間題)

《坂本教授車中セミナー(後半)》

@ 不況ではなくシステム転換
A MKタクシー・ノードストロームに学ぶ感動サービス
B 強い企業の財務力
C 県内企業のISO取得戦略
D 求められるもう1人の意識改革(有効求人倍率)


《帰りの車中での感想》
・工場移転は大変そう(現在富士宮北山に百億
  円をかけ新工場建設中)
・社員が若かった
・小ロット対応が難しいのではないか
・あの設備で売上高100億円はすごい
・開発力があるところが生き延びると感じた
・社長がいなくて残念
・好きなことをやることが会社を成長させる条
 件だと感じた
・現場(現在の工場)はみるべきものがない
・平均年齢が低いのは賃金が安くないとやって
 いけないからだと思う
・アフターパーツの今後の市場が心配だ
・HKSというブランド戦略がうまくいっている
・開発によって付加価値を作れると感じた
・創業時には、アフターパーツ市場はなかった
 はずだ(需要は自ら創造するもの)
・得意分野に特化することが大事

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第4回経営研究会
(OB会と合同)

平成11年8月3日(火)
相談プラザ出席者数32名

  1. 「信用保証協会の上手な活用法」
    静岡県信用保証協会
    浜松支店 支店長 阿部明雄氏
    保証第二課 課長 大村福次氏
  2. .西暦2000年問題への対応について
    浜松信用金庫西暦2000年問題対策委員会


 「金融安定化資金特別保証枠」で、「信用保証協会」の名が一躍クローズアップされる中、静岡県信用保証協会の方々を講師にお招きし、「保証制度」の理解を深めるとともに、制度を上手に活用した借入の仕方を研究しました。

信用保証協会とは
〜伸びる企業のパートナー〜

 「信用保証協会法」によって設立された、中小企業のための特殊法人。金融機関から事業資金の融資を受ける際に、公的な保証人となって信用力を高め、健全な企業の発展を支援しています。金融機関の融資制度においては、保証協会は今や切り離せない存在です。塾生の皆様も、保証協会を積極的にご活用ください。

はましん経営塾祭り

平成11年8月29日(日) 相談プラザ

 今年も夏休みエンディング企画として「はましん経営塾まつり」が開催されました。各社企業展示・バザー・はましん経営塾パネル展を始め、「アームレスリング(腕相撲)大会」「子供バトントワリング」などのアトラクションも行われました。小さな子供さんから腕に自信のあるお父さん・お母さんまで、松千代刑事(まっちょでか)にアームレスリングでチャレンジし、周囲から盛んな声援が送られました。夏休み最後の日曜日でもあり、子供連れや家族連れのお客様も多数ご来場され、盛況のうちに終了することができました。


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第5回経営研究会

平成11年9月21日(火)
相談プラザ出席者数16名


『もうけるためのマーケティング』
 〜小売り業界・流通業界の現状と今後に学ぶ〜
  鈴木淳氏(鈴木経営コンサルタント事務所所長)


 新進気鋭のコンサルタントをお招きして、マーケティングについて学びました。コンビニなど具体的事例を交えて、わかりやすく解説いただきました。

<プロダクトアウトからマーケットインの発想へ>
・製造者の押し付けの発想からお客様の立場で考えるマーケットインの発想が今必要

<コンビニエンスストアーの戦略・発想>
・モノではなくサービスを売っている(決して人で売っているのではない)
・全国ナンバーワンの販売商品がズラリと並んでいる
・戦略対象として皆が注目(あらゆる業種が提携をしたがっている・コンビニ内のATMなど)
・電球をコンビニで買う人が増えている(電球の切れているのに気づくのは夜)
・コンビニにおいてあるネクタイは黒のみ(黒いネクタイは白と違って突然必要となる)
・コンビニで売っている「おでん(だいこん)」は24時間煮崩れしないフリーズドライ技術が使われている

親睦ビアパーティー

平成11年8月29日(日)ハートランド 参加者27名

 はましん経営塾まつりの打ち上げと、昨年度新入会員の方々の歓迎を兼ねて、親睦ビアパーティーが開催されました。新入会員のパワーが大ブレイク!!

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第6回経営研究会
(HOWの会との合同勉強会)

平成11年10月8日(金)
アクトシティ浜松研修交流センター
出席者数27名(内HOWの会10名)

「わかってくれるはず」と甘えていないか
 〜若手部下を叱れない管理者と職場で働く社員たちの主張〜
  中ア峰子氏(人事・教育コンサルタント
        (株)グローコンサルタンツ代表取締役)

 日本女性会議か10月に浜松で開かれる中、昨年に引き続き元気な女性企業家団体との交流会を行いました。元スチュワーデスの中ア氏を講師にお招きして、働く女性たちの現状や部下の育成方法についてご講義いただきました。

<部下を持つ身から育てる身へ>
@ 1人3役時代(ホテルでは3つの制服を持っていると言われている・きちっと3役を提示する)
A 若手の育成には0JTリーダーをつける(お兄さん・お姉さん役をつける)
B 部下をよくウォッチングする(仕事において何ができていて、何ができていないのか)
C 叱らないことは部下を見捨てること



第7回経営研究会

平成11年11月16日(火)
アクトシティ浜松研修交流センター
出席者数24名

『いかに会社を活性化させるか』
   〜最近の経営環境と人材活性化について〜
   石黒重光氏((株)エム・イー・エル代表取締役)

ご存知、石黒先生をお招きして、いかに企業を活性化させて経営戦略に結び付けていくかと言うテーマでご講演いただきました。

<勝ち組のキーワード>
@ スピードがある(=迷いがない)
A 提案力がある(悩んでいる時だから提案を求めている)
B ネットワーク(力がついてくると力を持った人とのネットワークができる)
C コスト競争力(数字に強い企業)

<活性策のポイント>
@ チェック&フォローをしっかりやること
A 部署ごとの垣根を低くすることが大切
B コミュニケーションを多くとる(共通体験の量を増やす)


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新春講演会
新春パーティー

平成12年1月20日(木)
グランドホテル浜松出席者数74名

<新春講演会>
『小が大に勝つ戦略』
中條高徳氏(アサヒビール(株)名誉顧問)

 戦前、アサヒビールはビール市場で75%のシェア(大日本麦酒=アサヒビールとサッポロビールの前進)を誇り、キリンのシェアは25%に過ぎませんでした。それが、敗戦による財閥解体でアサヒビールとサッポロビールに分割され31.5%のシェアから再スタートすることとなりました。その後、アサヒとキリンの立場は完全に逆転し、アサヒは一時9.6%までシェアを落とすこととなりました。
 アサヒはこのような挫折を味わったわけですが、挫折は成功を味わうための塩味です。皆様も本日の講演でアサヒが味わった挫折を疑似体験してください。

 皆様の知人の会社で業績が悪い会社がありましたら、業績の悪い理由を聞いてみてください。おそらく、「日本の景気が悪い」「総理大臣が悪い」「円高だから」といった答えが返ってくるでしょう。これらはすべて「他責」つまり業績が悪いのを人のせいにしています。自分が悪いのを認めていません。自分の悪いところを認めなければ改善のしようがありません。
 私は陸軍士官学校出身です。いわゆる職業軍人でした。ビジネスの世界では予算達成率70%でも、業績の悪いのを他責にして傷を舐め合うことができますが、戦争の世界では負け=死です。勝つ意外にありません。戦争に勝つために、我々は士官学校で兵法を徹底的に叩き込ませたわけですが、その兵法がビジネスの世界でも非常に役にたちました。戦争はいけないことですが、兵法はビジネスの世界で生きるための教科書です。以下、兵法をもとに話を進めていきたいと思います。

 企業と軍隊の比較をしてみましょう。企業は大体人
事部というセクションがあって、欲しい人材をリクルートしてきます。しかし、軍隊は兵役の義務があったため、様々な人達が入隊してきます。そのような人達を統制して生死を分ける戦いを行うわけですから組織作りが重要な役割を果たします。そこで軍隊は指揮命令を部下にわかるよう非常に簡素化したわけです。よく民間の社長さんが朝礼等で難しい言葉を並べて悦に入っていますが、これは自分の実力の無さを難しい言葉でごまかしているに過ぎません。そんな朝礼ならやらないほうがましです。
 社長のやるべきことは兵法による@方向指示 A兵站の二つ、すなわち社訓・経営理念を掲示して社員のベクトルを合わせることと、後方を準備することに専念しろということです。さらに兵法ではわざわざ三つめとして B細務に及ぶなといっています。
 それと兵員(ヒト・モノ・カネ)を逐次することも危険です。特に合理性を追求する若い人達は注意してください。ピンチの時、最小限の損失で切り抜けようと考えがちですが、小出しの繰り返しとなり最終的な費用は最初に最大限のパワーを用いたよりも割高になってしまいます。アサヒがよい例です。
 アサヒは失ったシェアを挽回するために多くの画期的な商品を小出しにしました。ミニ樽を最初に出したのはアサヒです。ビール券、缶ビールなどもアサヒがすべて先にやっています。確かにそのような商品を小出しにした年のシェアは若干上昇しました。しかし、翌年キリンが後追いで同じような商品を出してくると、シェアは更に落ち込むという悪循環の繰り返しでしかありませんでした。
 そうした悪循環の中、私は営業本部長になりました。それが昭和57年だったのですが、その後昭和61年まで小さなセールを行いませんでした。満を持して昭和61年に「コクとキレ」キャンペーンを行い、その年は全ビールの伸びの3.8倍の売上をいただくことができました。そして翌年、キレ」の方をさらに強調したスーパードライが世に出たわけであります。
 なぜ、「キレ」を重視したか?それはお客様の声を徹底的に聞いて、お客様が「キレ」を求めていると実感

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したからです。今の時代は、作る人や売る人よりも買う人のほうがレベルが高いのです。ですからマーケットインの発想が求められます。
 アサヒも伝統ある企業ですから、優秀な技術者が入ってきます。彼らは海外留学などを経験しながら博士になります。博士になってしまうと、お客より上だと思ってしまう。いい酵母を使えばビールは売れると思ってしまう。まさにプロダクトアウトの一人よがりな発想です。これからは、プロダクトアウトではなくマーケットインの発想でなければならないと気づいたからアサヒは勝ち組に入れたのだと思います。

 孫子は「大きいものは小さいものよりも強い」といっています。ですから小さいものは大きいものの真似をしてもよい。ただ、それはコピーに過ぎません。しからば、小さい(弱い)ものは大きい(強い)ものに勝てないのか?。弱い=勝てないではありません。弱いものでも勝てる方法が四つあります。
 一つ目は「少数精鋭」です。日産がいい例です。日産は必死に少数精鋭部隊になろうとしています。今は日産という大会社も少数精鋭を目指しているのですから、皆さんも真剣に精鋭部隊を作り上げなければなりません。
 二つ目は「局地戦」です。旭化成は昨年、食品部門を売却しました。これだけ聞くと、お荷物部門を整理したと感じるかも知れませんが、この食品部門は黒字でした。もっと、自信のある部門に特化する戦略をとったのです。
 三つ目は「個別撃破」です。中小企業は大企業全体と戦っては勝ち目がありません。しかし、大企業の個々の部門との戦いなら勝ち目はあります。あれもこれもと手を出さずに、ポイントを絞って攻めていく必要があります。
 四つ目は「奇襲戦略」です。大企業は小回りが利きません。柔軟性があるという中小企業のメリットを十分に生かす必要があります。
 以上の四つに加えて、アサヒがキリンを追い抜いたのは時の運もありました。今まさに変化の時代であります。都銀の合併提携話をするまでもなく、なんでもありの時代です。このような時代には誰でも勝つチャンスがあります。景気が悪いのだから業績が落ち込んでも仕方がないと考えるのではなく、今は変化の時代なのだからだれでも勝つチャンスがあるとプラス思考をもって会社経営に取り組んでください。

<新春パーティー>

新春講演会終了後、新春パーティーが催され、終始和やかなムードの中で、親睦や情報交換が図られました。席上、皆勤賞の表彰が行われ、記念品が贈呈されました。表彰者は次の皆さんです。

(皆勤賞)   大石将孝さん
(準皆勤賞) 吉澤貴之さん 青嶋亮治さん
        中村光宏さん

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第6期生卒業記念企画
(0B会・本会合同勉強会)

平成12年2月2日(水)相談プラザ
出席者数26名

『ビジネスシミュレーション研修』
((株)エム・イー・エル研修スタッフ

<ビジネスシミュレーション研修とは>
 今回初めて、パソコンを使い、仮想会社の経営活動を疑似体験する研修を取り入れました。1グループ3〜5人で会社を構成し、各社意思決定をしながらお互い競争をします。各社とも激論を交わしながらの意思決定でした。最後は、戦略と意思決定の差が、勝

ち組と負け組の明暗を分けたようです。ちなみに倒産した会社はありませんでした。早くもリベンジに燃えている方も……。

視察旅行(横浜)

平成12年2月16日(水)〜17日(木)
参加者数20名

《視察先》
JR東戸塚駅前オーロラシティー
(地域密着型のSC)
協和合金(自動車部品鍛造業)
昭和精工(金型の精密加工業)
 
 今回は、神奈川県横須賀市金沢地先埋立内にある中小企業が数多く集積する「工業団地」内の工場2社を訪れるとともに、平成11年10月にオープンしたばかりの東戸塚駅前の地域密着型SC「オーロラシティー」を視察しました。当日は大雪で、出発が危ぶまれましたが、なんとか無事に行ってくることができました。

<オーロラシティー>
 「地域との共生」をテーマに、西武とダイエーの2核店舗十専門店街(モール)で構成され、屋上の空中歩廊、環境に配慮したエコセンター(リサイクル施設)な


どを目のあたりにし、浜松での再開発あるいは商店街の活性化に良いヒントが得られました。

<協和合金(株)>
 自動車のマニュアルトランスミッションに欠かせない、シンクロナイザーリングとシフトフォークの専業メー力ーとして、独自性の高い技術力を背景に商品開発に取り組み、自動車業界の要請に応えた製品を提供してきた姿を目のあたりにし、中小企業における研究開発の重要性について思いを新たにしました。

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<昭和精工(株)>
 プレス金型の精密加工を得意とし、アルミ缶の金型のシェアは45%とガリバー企業です。工場内は、工場と思えないほど整備され、恒温恒質の理想的な環境に保たれていました。社長の「変化が当たり前で、変化に対応してきた」「全員が営業だ」と言う力強い言葉に、意を強くした方も多かったと思います。

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ウエルカムセミナー

平成12年3月16日(木)ホテルコンコルド浜松
出席者数27名

『ビジネスコミュニケーション』
  原崎小百合氏((株)システムデザイン研究所社長)

 今年度入塾される第10期生を対象とした「ウェルカムセミナー」を開催しました。最初、新塾生もかなり緊張していましたが、「はじめましてゲーム」でかなり和やかな雰囲気になりました。また、名刺の渡し方をはじめとしたビジネスマナースト」による自己診断は、若い塾生さんにはかなり参考になったと思います。さらに、懇親会においては、セミナーの成果が早くもあらわれ、活発な交流が行われました。

第9期運営委員として「はましん経営塾」の企画・運営にご協力いただいた方々です。

会 長
副会長



会 計
監査役
藤井信行さん
平静利明さん
武田邦夫さん
吉澤貴之さん
西川真琴さん
花島隆是さん
井上博さん
新村俊幸さん

一年間どうもありがとうございました。

●OB会総会・講演会・パーティー
 平成11年4月13日(火)グランドホテル浜松
●第1回勉強会(本会と合同)
 平成11年8月3日(火)相談プラザ
  1.「信用保証協会の上手な活用法」
   静岡県信用保証協会浜松支店支店長
   阿部明雄氏
   保証第二課課長大村福次氏
  2.西暦2000年問題への対応について
   浜松信用金庫西暦2000年問題対策委員会
●はましん経営塾まつり
 平成11年8月29日(日)相談プラザ
●親睦ビアバーティー
 平成11年8月29日(日)ハートランド
●第2回勉強会(本会と合同)
 平成11年11月16日(火)アクトシティ浜松研修交流セ ンター
 「いかに会社を活性化させるか」
 石黒重光氏 ((株)エム・イー・エル代表取締役)
●第3回勉強会(協同組合フロンティア浜松と共催)
 平成11年11月25日(木)相談プラザ
 「私の経営」〜夢を求め続けて〜
 梶村武志氏((株)システック代表取締役社長)
●第4回勉強会・懇親会(忘年会)
 平成11年12月8日(水)
 ホテルコンコルド浜松
 「売れない壁を打ち破る販売革新20則」
 垣内繁氏(経営コンサルタント)
●新春講演会・新春パーティー
 平成12年1月20日(木)グランドホテル浜松
●OB会・本会合同勉強会(第6期生卒業記念企画)
 平成12年2月2日(水)相談プラザ
 「ビジネスシミュレーション研修」
 (株)エム・イー・エル研修スタッフ
●視察旅行(横浜)
 平成12年2月16日(水)〜17日(木)

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